ウイリー

アクションライディングの基本はやはりウイリー。出来る人がたくさんいるメジャーな技ですけど、まずはここから挑戦してみましょう。やり方は何通りかありますが、基本はフロントサスペンションの反動を利用してアクセルだけでフロントを浮かすこと。1速でスタートしてアクセルを戻してフォークを縮ませた後に、再びアクセルをオン。この際除々に動きを大きくしていけば、身体も慣れますしリスクも減らせます。そして、パワーのあるバイクには最初から半クラッチをあてがちですが、これは感覚をつかむ前には怪我の恐れがありますから要注意。

 

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スタートして1速のまま回転を40005000rpmくらいまでアップ。その後アクセルを戻すと一瞬フォークが沈みますがそれもすぐ落ち着きます。フォークが戻る前に再度アクセルを開けます。

 

 

 

 

 

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2.

クラッチを使わないでもウイリーは可能。フロントが上がり始めても前傾にはならずいつもの姿勢をキープ。ある程度の高さになるまでアクセルは大きめにオープン。

 

 

 

 

 

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3.

ある程度上がったらアクセルをやや戻して姿勢をキープ。しかしそのサジ加減は難しく、ミリ単位の調整が必要です。上がり過ぎたらアクセルオフより、まずはリアブレーキを。

 

 

 

 

 

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4.

右手に集中しながら下半身で確実にバイクをホールド。まずは1速でどこまで出来るかやってみます。リッターバイクはローギヤでも引っ張るとかなりの速度になるので油断しないように。

 

 

 

 

 

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5.

着地するときはアクセルオンが理想的。それは突然オフにするよりもショックがかなり小さいためです。また、シフトアップに挑戦するならば1速でフロントを上げた勢いが残ってるタイミングで素早く行います。

 

 

 

 

 

 

クラッチを当てたバージョンもトライ

アクセルとフォークの動きがつかめたら、次は半クラッチです。最初からスタートで半クラッチを当てるよりも、ローで走り出して少し進んだところで当てる方が操作はしやすい。回転の目安はバイクにもよりますが3000~4000rpmぐらい。クラッチ操作は長く行わずに一瞬あてるだけ。最初は2000回転くらいから軽くあてて、すぐアクセルを戻せば垂直状態にはならないでしょう。

 

※コツ 其の一
姿勢は普段と一緒
ウイリーするときになりがちなポイント。それは、無意識に構えて上体が前傾になってしまうことです。これではフロントに荷重がかかって上げづらくなります。大げさに言うと、ややのけ反るイメージでフロントを軽くしたいほどですが体重移動には慣れも必要です。パワーのあるバイクであればいつもの姿勢で問題ありません。

 

※コツ 其の二
操作の「肝」はリアブレーキ
リアブレーキが使いこなせるようになるとウイリーにも余裕が出てきます。フロントが上がっているときにはどうしても足元にまで意識が及びません。ですから普段の街乗りからリアブレーキを意識して使う練習をしてみましょう。ときにはリアだけで止まるぐらい意識して繰り返すと効果的。上がり 過ぎた場合の補助としてもリアブレーキは必須の存在です。これが使えるかどうかで心理的な余裕にも差が出ます。

 

 

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