【シフトチェンジ】シフトダウンは空吹かしで回転数を調整
スムーズにシフトダウンをするには? それはクラッチを握ってシフトダウンするまでに、アクセルを瞬時にクイッと開けて空吹かしを実施。次に落とす下のギヤ比にうまくエンジン回転数を合わせた状態でクラッチをつなげばOKです。
とは簡単に言っても、これがなかなか難しいものです。クラッチを切ってシフトダウンするまでの瞬間的なアクセルワークは、慣れていないと回転を上げ過ぎてしまうことがあります。そしてそのままクラッチをつなげてしまうと、逆に加速状態が発生してしまいスムーズどころの話ではなくなります。
また、例えこなれた調子で空吹かしをしても、クラッチをつなぐタイミングが遅すぎれば結局エンジン回転はアイドリングまで落ちて、先の「アクセルを閉じた状態でクラッチレバーを握る」状況と似たものになります。これでは瞬時の空吹かしの音だけが立派で、内実は全く伴わないことになります。
結局はシフトダウンも、シフトアップのときとポイントは同じ。限られた時間の中でいかに素早く、タイミングを計ることが出来るか。「ワンッ、ワーンッ!」 という威勢の良い空吹かしサウンドを轟かせながら、シフトダウンの衝撃を極力抑えたなめらかな減速。これをマスターするにはやはり、練習あるのみでしょう。
そしてこのシフトダウンの際も、クラッチレバーはいっぱいまで握らないで大丈夫です。ただし先に紹介したクラッチを全く使わない操作を真似て、このときのシフトダウンで実践しないように。低回転域以外での操作はまず不可能ですのでそこを覚えておきましょう。
→ ポイント
シフトダウンをなめらかにつなぐには、いったい空吹かしはどれぐらいアクセルをひねるものなのか。そして次の落とす下のギヤ比にはどれぐらいのエンジン回転数だと調和するのか。これはクラッチをつなぐタイミングを含めて培った経験こそがものを言います。要はエンジン回転が、落とすギヤ比に合わずにシックリこない状態を何度も繰り返しながらマスターするより他はないのです。大事なことは、素早くスムーズに、という強い意志を持ち続けることです。
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