【シフトチェンジ】速度に応じたギヤをホールドする

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街中やワインディング、そして高速道路と、どこを走っている時でも、とにかくトップギヤに固定するまで忙しなくシフトアップを繰り返す。そんなライダーの姿を多く見かけます。

 

これはひとえにライダー心理のひとつとも取れます。確かにトップギヤにホールドしないと落ち着かなかったり気が済まないというのも分からないではありません。またトップまでではなくても、4速や5速というハイギヤードへ入れようと立て続けにシフトチェンジしてはいないでしょうか。

 

とは言え、高速巡航の際は、出来るだけハイギヤードに入れてエンジン回転を下げた方が燃費も向上して、振動も少なく疲れにくいもの。しかし、そうは言ってもやはり限度はあります。

 

・まずは1速で始動して、2速ギヤにシフトアップ。

・2速は5,000回転(rpm)まで引っ張って3速ギヤに。

・3速は4,000回転(rpm)に抑えて4速ギヤにシフトアップ。

・4速は3,000回転程度でストップして5速ギヤに。

・そして5速では2,500rpmで固定……。

 

このようにシフトアップするたびに回転数を落としてしまうような走り方は一般的には良くありません。ハーレーに代表されるよほどのビッグバイクでない限り、中速域以下で辛うじてスピードを維持できたとしても、思うような加速を得るだけのトルクは望めません。

 

ですから、その中速域以下のエンジン回転を利用してハイギヤードに入れている場合は、操作していく上では難しい状況に身を置いていることになるのです。

 

よくあるカーブをそのままシフトダウンせずに曲がる時です。大したスピードも出てないから問題ないだろうと思った直後に、上手く曲がれず“冷やり”とした経験はないでしょうか。これはトラクションが極端に不足していたり、エンジンの回転数が足りずにバイクそのものの安定性をサポート出来なかったりする場合に起こりがちなことです。

 

とにかく、シフトアップするたびにエンジン回転を下げてしまうようなライディングは避けるべきです。どんなことがあってもそのスピードに適したギヤに固定するという基本は忘れてはいけません。意識せずにシフトアップを繰り返してしまうクセはつきやすく、またいつの間にかそれを気にも留めなくなります。エンジン回転数に適したギヤをホールドして、いち早く本質的なライディングを会得しましょう。

 

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