【クラッチワーク】半クラッチでのスムーズな発進のポイント
半クラッチでのスムーズなスタートのコツ。それは半クラッチが効き始めるポイントまでクラッチレバーをパッと緩め、同時にアクセルをグイッと開けることです。一見当たり前のことですが、コツはこれに尽きます。すると、クラッチがつながるのに合わせて加速も始まり、そのまま完全につながった状態の後も加速をキープすることが出来るわけです。
普段の始動時において、半クラッチの時間は可能な限り短く済ませることが基本。半クラッチが効き出すポイントに狙いを定め、そこが必要とする力を与えるためにアクセルをクイックに開きます。バイクがスッと動き出したらそのままアクセル開度を段階的に広げながら、クラッチレバーをすかさずリリース。
この際、感覚を掴むまではあまりエンジン回転を上げずに、半クラッチを効かせるポイントを3,000~4,000回転付近にするのが理想です。それ以上ですと些細なタイミングのズレで、先のエンジン回転が急激に落ちるケースと同じ状態になりやすいからです。
上手い発進のコツ。それはアクセル開度とクラッチレバー共に、一定の状態を決して持たずに動作させ、スムーズかつタイミングを掴んだ連動を意識することです。
→ ポイント
アクセルを開けるのと同時に半クラッチをジャストミートさせて、バイクをモタつくことなく円滑に始動させるポイント。それはとにかく練習することです。ことバイクの操作に関しては机上でいくら学習したところで現場では全く使い物になりません。また、この「練習」というと構えてしまう人もいますが、要は乗っているだけでも十二分に楽しいバイクと接する時間を、最初は若干多めに取りましょう、というだけのこと。乗る時間が長ければ誰だって自然とコツが掴めるものです。そして操作する上で重要なポイントは、「半クラッチの時間を極力抑えて、アクセルとクラッチレバーをうまく連動させること」です。
◆【基本操作】他のポイントも合わせてご覧ください◆
◇ 【基本操作】トップ
◇ 【ライディングポジション】座る位置でハンドリングは変わる
◇ 【ライディングポジション】シート前方で低速域のフラつきを払拭
◇ 【ライディングポジション】シート後方で、進路変更の動きをサポート
◇ 【ライディングポジション】身体全体を使いバイクをコントロール
◇ 【ライディングポジション】高速走行の風圧は前傾角を深めて対応
◇ 【ライディングポジション】衝撃は「背筋」と「腰」で吸収する
◇ 【ライディングポジション】腰をずらして片足でべったり停車
◇ 【アクセルワーク】エンジン回転数に合わせた操作を
◇ 【アクセルワーク】低回転時の加速はアクセル開度を「狭く」
◇ 【アクセルワーク】「負圧可変ベンチュリー」と「フューエル・インジェクション」
◇ 【アクセルワーク】「ここぞ」という所でアクセルオープン
◇ 【アクセルワーク】ビッグツインやビッグシングル特有のアクセル操作
◇ 【クラッチワーク】湿式・乾式、単板・多板クラッチを知る
◇ 【クラッチワーク】半クラッチをスムーズにつなぐコツ
◇ 【クラッチワーク】半クラッチでのスムーズな発進のポイント
◇ 【クラッチワーク】クラッチレバーのストローク量は半分を目安に
◇ 【クラッチワーク】クラッチレバーのストロークを体得する
Trackback URL