【基本】ヘアピンコーナーではメリハリの効いた走りを

2014年1月31日 Category - 国産旧車バイク Comment : 0

確実にスピードを落とすメリハリの効いた走り方をしていてペースを上げるためにするべきこと。それにはブレーキングからフルバンク（転倒寸前、限界値ではなく、進入前に予定していた最も深いバンク角のこと）まで、キレのある動きをしなければいけません。もちろんその時に雑な動きをするのは御法度。あたかも流れるような、しかも速い動作でバイクをバンクさせて、コーナーをクリアする姿は“華麗”のひと言です。でも、ただバンクさせるアクションのみを速くするだけでは危険。早くからインに入るような走り方をする人が最初からフルバンクになっていたのでは、後半で曲がりきれない可能性も出てきます。まずは愛車とゆっくり対話しながら少しずつ覚えていけば良いわけですね。

 

それはゆっくりとリラックスしたペースで走っている時や、街中でも同じことです。メリハリの効いた走りを習得することが出来れば、旧車の走りはいっそう楽しくなるはずです。

 

バンクタイムは短く、が鉄則

１．

クリッピングポイント付近。バイクがフルバンクするのはこの位置です。完全に向きが変わっているため、ここでアクセルを少し開けて加速の準備を開始。

２．

コーナー前半で向きを変えているので、この時点でバイクはすでに起きてきています。この状態であれば仮に立ち上がりで何かあっても十分対応できるはず。

３．

ワインディングであれば、本格的な加速はこの辺りからで全く問題ありません。バイクが起きてから気持ちよくアクセルをグイッとワイドオープンすればOKです。

４．

コーナーを終えた時にはバイクはほぼ直立。そして次のコーナーのアウト側に向かっていきます。ここで未だ寝ているような走り方はバイクに関係なく危険過ぎます。

 

◆【国産旧車】他のポイントも合わせてご覧ください◆

◇　【国産旧車】トップ
◇　旧車の扱いには、常にいたわる気持ちを／KAWASAKI Z1（CB750、CBX、etc）
◇　愛情を持った各操作にズームイン／KAWASAKI Z1（CB750、CBX、etc）
◇　【基本】旧車でコーナーリングを攻略する
◇　【基本】ヘアピンコーナーではメリハリの効いた走りを
◇　【応用】右コーナーの走り方
◇　【応用】下りのヘアピンではリアブレーキを
◇　【応用】Ｕターンは旧車と相性抜群
◇　－旧車のコツ：その１－ 「急」のつく動作は避けるように
◇　－旧車のコツ：その２－ タイトコーナーの進入前は確実なスピードダウンを
◇　－旧車のコツ：その３－ エンジンブレーキを効果的に使う
◇　－フォームと操作系のコツ：その１－ スイングアームの垂れ角に応じたアクセルワークを
◇　－フォームと操作系のコツ：その２－ 関節の動きを妨げない可動域を確保する
◇　－フォームと操作系のコツ：その３－ ハンドリングの細部をチェック
◇　－フォームと操作系のコツ：その４－ ライディングフォームの細部をチェック

 

 

作成者 : ROCK 'N' ROLL