グリップの握り方ひとつでアクセル開度も変わる

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アクセルの握り方に良いも悪いもないと思っている人は多いはずです。とにかくアクセルを開きさえすればバイクは走るし、戻せば止まろうとするだけの極めて単純な機構ですから。

 

しかし、特にビッグバイクともなるとアクセルワークが命取りになる可能性もあります。ラフなアクセルワークでタイヤが滑ってしまい転倒(スリップダウン)……リアタイヤの滑りであれば腰から転ぶことになるからまだ救いはありますが、フロントからの場合は頭から路面へ落下するためにシャレでは済まされません。

 

ところで皆さんはアクセルを一体どの指で開けているのでしょうか。なかなか意識したことがないでしょうから瞬時には出て来ないかもしれませんね。力が入れやすいから人差し指と親指でしょうか。それとも中指と親指でしょうか。しかしいずれもその指を使うことは一番雑なアクセルの開け閉めになりやすいと言われている握り方です。繊細なアクセルコントロールをするには小指が正解。グリップの外側で出来るだけやさしくコントロールしましょう。とは言っても、みなさんが長年握ってきた指の使い方を今さら修正するのは至難の業です。ですからここで無理に直す必要はありません。頭のどこかに「小指で開け閉め」するイメージを置いておくだけでも大きな違いがあります。

 

また、アクセルワークのみならず、そもそものグリップの握り方についても確認しておきましょう。これは、単純にハンドルを外側からやさしく握り込むイメージで、その際にヒジを気持ち外側に曲げるようにします。すると自然とグリップに対して手を斜めに置くポジションが出来ているはずです。この「斜め置き」がポイントで、グリップに対して直角に置いてしまうとヒジが絞られてステアリングの動きを妨げてしまうことになるわけです。

 

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