case.2-4 【テクニック3&4】 リアブレーキでバイクのバランスをコントロール
一昔前のレースシーンではリアブレーキをほとんど使わないのが主流でした。でも今は放熱性の高い内部に冷却通気孔のあるベンチレーテッドディスクと呼ばれるタイプが一般的ですから使用頻度は高いです。
コーナーリング中にアクセル開度を一定に保ったままリアブレーキを踏むと、大きな体勢変化を起こさずに減速や、バイクの向きを変えられます。また、アクセルワークのオンオフによって生じるチェーンの張りの変化も抑えられます。ですから小中排気量バイクに比べてスロットルレスポンスが鋭いビッグバイクには、リアブレーキの使用は特に効果的。一度後輪をロックさせて試せば、リアブレーキの効き具合が良く分かるはずです。
【テクニック4】 アクセルの開度をブレーキレバーで調整
エンジンの回転を上げてスムーズに走っているときは、つまりアクセルを思い切り開けられるときはそれほど気にならないのですが、トルクが立ち上がり出す付近の回転域で効果を発揮するのがブレーキレバーを使ったテクニックです。
ほんの少しだけアクセルを開閉してシフトチェンジする時などは、人差し指をフロントブレーキのレバーに当てます。すると自然と、アクセルがそれ以上閉まらないように固定されることになります。このように人差し指で右手を固定してあげることで、アクセルの微妙な調整がしやすくなるわけです。また普段から、右手の小指でハンドルバーの端を握るように意識すれば、アクセル開度を一定に保ちやすくなります。
◆【車種別】他のポイントも合わせてご覧ください◆
◇ 【車種別】トップ
◇ case.1-1 ネイキッド YAMAHA XJR(KAWASAKIゼファー、HONDA CB、etc)
◇ case.1-2 スポーツネイキッド KAWASAKI ZRX(FZ1、GSR750、etc)
◇ case.2-1 スーパースポーツ SUZUKI GSX-R(YZF-R1、CBR1000RR、etc)
◇ case.2-2 【テクニック1】 スーパースポーツで下りコーナーを曲がる
◇ case.2-3 【テクニック2】 スーパースポーツで上りS字コーナーを曲がる
◇ case.2-4 【テクニック3&4】 リアブレーキでバイクのバランスをコントロール
◇ case.2-5 【テクニック5&6】 下半身で荷重をコントロール
◇ case.3-1 旧車 KAWASAKI Z1(HONDA CB750、HONDA CBX、etc)
◇ case.3-2 旧車には特有の乗り方がある
◇ case.3-3 旧車バイクの実践的な走り方を学ぶ
◇ case.3-4 旧車バイクで下りの中速コーナーをこなす
◇ リアブレーキを使い、下りコーナーをこなす
◇ case.3-5 苦手な人の多い、右コーナーのヘアピンを走るコツ
◇ case.3-6 旧車を走らすための5つのライディングフォーム
◇ case.3-7 旧車と楽しく付き合うちょっとしたコツ
◇ case.3-8 旧車はバンク角が少ないことを忘れずに
◇ case.4-1 外車バイク Ducati、BMW、MotoGuzzi
◇ case.4-2 外車バイクを乗りこなすポイント
◇ case.4-3 個性際立つドゥカティの極意
◇ case.4-4 モトグッチとBMW。対照的な縦置きエンジンモデル
◇ case.5-1 単気筒バイクの奥深き本質
◇ case.5-2 単気筒バイクはリラックスとエンブレが重要
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