ワインディングではリズミカルに走る

2014年7月3日 Category - 応用テクニック Comment : 0

バイクに乗り出したら街中を走るだけでも気分が高揚しますが、このワインディングでの魅力にハマったらその甘美な世界の広がりにきっと驚くことでしょう。それほどに、ワインディングでのスポーツライディングはひとたびコツを押さえてしまえば病み付きになってしまう魅力というよりはもはや魔力のような力があるわけですね。

そのワインディングを走行する上で、連続したカーブをこなすのに重要なポイントはリズミカルに走ることです。ですからこのリズムがひとたび崩れると、その後の動きに大きく影響を及ぼします。

でも、それはＳ字コーナーのたびに画一的に左右へ車体をバンクさせていた成り行き任せのライディングに限った話です。今やブレーキングやキッカケ入力の向き変えといった、ターンだけではなくて自ら自発的にバイクを操作するテクニックを修得していますのでさほど問題にはなってきません。

焦らずドッシリと構える

例えちょっとリズムが狂ったとしても、焦らずドッシリと構えておくことです。既にそれなりのスキルを身につけているわけですからいかようにも対処出来るはずです。まずは冷静になって、これまで培ってきたライテクが活きるタイミングを見付けだし一気に片付けてしまえばOKですね。なんだか乱暴な言い方になってしまいましたが、これこそがベストな対処法なのです。今までの練習の成果に自信を持って、確実な操作を行いましょう。

では、実践的なライン取りを見ていきます。図を参考にして頂きたいのですが、Ａ、Ｂふたつの走行ラインと、その走りの構成を記載しております。まずはＡのラインについて見ていきましょう。この走行ラインを見てみると、一番最初のコーナーで、リーンのキッカケの向き変えが遅れてしまったのが分かります。そのため、その遅れを取り戻そうと次の右コーナー手前で思いっきり減速。そのまま低速で右側へ盛大に向き変えを行っています。あとは、次の左コーナーが近付く前にライテクのルールに倣ったライン取りで走りを構成しているわけですね。次のコーナーでこのまま続きを追っていきます。